取組好事例

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2026.10.16

菱信工業株式会社

シルバー 建設業 名古屋市 101~300 名

チームで属人化を解消!誰もが休みやすい環境を整備

現在、「快適をコネクトする」を経営方針に据え、ビルやホール、地下街などの空調インフラ設備の設計・施工・メンテナンスを行っています。

「健全な仕事は健全な職場に、健全な精神は健全な身体に宿る」という考え方のもと、2022 年度に「健康経営優良法人」に認定されたほか、「愛知県休み方改革マイスター企業」認定、「あいち女性輝きカンパニー」認証、「愛知県ファミリー・フレンドリー企業」登録を受けるなど、全従業員がワーク・ライフ・バランスを実現し、仕事と家庭を両立できる職場環境づくりに積極的に取り組んでいます。

有給休暇取得促進実施内容

有給休暇の取得状況

平均年次有給休暇
取得率

80.8%

※認定年度の
前年度における取得率

有給休暇取得促進等の施策

  • 年間カレンダーへ有給休暇取得推進日を導入する事により、
    確実な取得の促進
  • 年 1 回連続 10 日間、
    または年 2 回連続 5 日間の長期リフレッシュ休暇を推奨
  • 時間単位の有休取得で、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を推進
  • 不妊治療休暇や育児目的休暇など、ライフプランとキャリアの両立支援

認定企業に申請した背景と、取得後の効果を教えてください。

有給休暇取得推進日の設置で休みやすく

当社では、2018年度に中長期戦略として「『RE-BORN』多様な働き方を実現しよう!」というビジョンを掲げ、従業員の個性や多様性を活かせる労働環境の改革に注力してきました。改革を推進するにあたり、これまでの残業削減や有給休暇取得に関する実績を客観的に評価していただくことで、社会的信用および企業価値の向上に寄与する「公的認証」の取得を検討するようになりました。その際に出会ったのが、「休み方改革マイスター企業」認定制度です。
シルバー認定後、一部の従業員からは一連の取組に対して「休みやすくなってありがたい」という実感を伴った声が寄せられました。特に効果的だったのは「有給休暇取得推進日」を設けたことです。それまで次々と現場の予定を入れてしまうような仕事熱心な従業員も、「会社の方針」という大義名分ができたことで、後ろめたさを感じずに休めるようになりました。また、法律で義務化された年 5 日の有給休暇取得をクリアするためにも、非常に有効な取組となりました。

有給休暇取得促進に関する取組について教えてください。

有給休暇取得推進日とリフレッシュ休暇で有給休暇取得を促進

当社が「年次有給休暇取得率 80.8%」を実現できた背景には、大きく 2 つの取組があります。
1つ目は、お盆などの時期に全社一斉に休む「有給休暇取得推進日」の導入です。やむを得ない現場対応がある場合を除き、基本的には「全員でしっかり休もう」という雰囲気がつくられています。
2つ目は、年に 1回連続6日以上、または年に 2 回連続 5 日以下の「リフレッシュ休暇」です。前後の土日と組み合わせて大型連休にする従業員も多く、心身の英気を養う貴重な機会として定着しています。

時間単位有休の導入とツールの活用で、休みやすい環境を整備

利便性を高めるため「時間単位の有休取得」も認めています。「朝イチで病院に行ってから出社したい」「子どもの個人面談があるため、1 時間早く上がりたい」といったケース等で広く活用されています。

2021年からは勤怠管理システムを導入し、休暇申請から時間管理までを一元化しました。オンラインでの申請で気軽に休暇を取得できる風土が根づいています。また、スケジュール共有アプリでチームの予定を共有しているため、上長から「最近休みが取れていないから、この日に休もうか」と提案があるなど、周囲がサポートし合える環境も整っています。

ビジョンに基づいた規則改定により、男性の育児参加を促進

建設業ということもあり、かつては古い慣習や考え方も残っていましたが、2018年度の「多様な働き方を実現しよう」というビジョンのもと、国が推進する男性の育休取得や育児への参加を後押しするため、就業規則の改定に合わせて「不妊治療のための休暇」(年 5 日)を新設しました。
ユニークなのは、男性の育児を促すための「育児目的休暇」です。出産日から 1 週間以内であれば上限 5 日間の休みが取れ、前後の土日を合わせれば最大 9 連休にすることも可能(その後も時期に応じて 6~8 日間の取得が可能)です。これは特別な有休を付与するのではなく、本人の有休を「育児・家事目的で堂々と使いやすくする」ための制度です。

「属人化」からの脱却。チームで支え合い、誰もが有休を取りやすい環境へ

当社では業務の特性上、お客様の休業日である土日の作業や、緊急のトラブル対応による休日出勤が発生する場合があります。もちろん振替休日の制度はありますが、繁忙期と重なると同月内の取得が難しく、結果として有給休暇の取得率が低くなってしまう点が長年の課題でした。
さらに組織の実情として、チーム体制で動く部署に比べ、一人ひとりが個別の顧客を担当する部署は代替が利きにくく、休暇が取りづらいという偏りもありました。
この状況を打破するため、部署全体でカバーし合える「属人化のない組織づくり」に注力しております。まだ道半ばではありますが、実現に向けて進めている所です。具体的には、他部署からの応援を活発化する事や、若手従業員が先輩の現場に同行して経験を積み、個人ではなくチーム全体で現場の状況を把握するようにしています。
「その人でなければ対応できない現場」を減らしていくことが、誰もが気兼ねなく有休を取得できる環境の土台となります。従業員の働きやすさを向上させるため、今後も継続して取り組んでまいります。

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資格取得をゴールに、逆算のアプローチ

「休み方改革」の必要性を感じつつも、なかなか重い腰が上がらないというケースは往々にしてあると思います。そうした場合、一つの指標として「認定の取得」を目標に掲げることは非常に有効です。
クリアすべき基準が数値として可視化されるため、自社のどこにテコ入れが必要なのかが明確になり、
実践へ移しやすくなります。

「現状を変えたい」という課題認識があるからこそ、まずは資格取得という明確なゴールを置き、
そこから逆算してステップを踏んでいく。
この「逆算のアプローチ」を取り入れることで、組織は確実に変わっていくと思います。

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